弊社は天保8年(1837)初代和泉屋八兵衛創業以来180有余年、
株式会社に組織替えしてから70有余年になります。その間、着実に業績を伸ばしてまいりました。
これも販売仕入のお取引先の皆々様のお引立てのおかげと深く感謝いたしております。
全社員の努力は勿論のこと、これらの関係各位の後援助なくしては、
今日のシマツ株式会社はなかったと思います。
そのご愛顧に応えるべく”魅力ある企業となれ”ということをモットーに全社員、毎日の業務に遂行しております。
お取引先にとっても、社員にとっても、地域社会の方々にとっても、
魅力ある企業たらんとして全社員ひとりひとりが魅力ある人間になるよう努力しております。
弊社の業務内容は初めての方には誠におわかりにくいかと思います。
一口に言って、私は”便利屋”であり、皆々様の倉庫であると考えております。
事業創業の始めより、荒物雑貨商として出発いたしております。
お客様に便利を提供する、便宜をはかるためには、
それなりの商品に対する情報が必要であります。
長い間その為の情報を集め、蓄積してきたことは、
お取引先の皆々様のお役に充分たちうるものとして確信しております。
我々流通段階に在るものとしては、必要な時に必要なものを、
必要な量を適正価格で供給することが第一の社会的使命であると確信いたしております。
それを実現すべく日夜創意と工夫をこらして邁進いたしております。
今後共従来にもまして御指導御支援をお願いいたします。
- シマツの経営理念
- 魅力ある企業とは
社員にとっても、お客様にとっても、仕入先にとっても、
地域社会の人々にとっても、魅力ある企業でなければならない。
Management Philosophy
魅力ある企業になろう
シマツ株式会社が魅力ある企業である為には、社員一人ひとりが何らかの魅力ある人間でなければならない。 それは、社員自ら、自分自身で作りあげなければ誰も作ってくれない。 身らの内部環境(心の持ち方、考え方、能力等)外部環境(社会、職場の雰囲気、雇用条件等)は、自分の手で築き上げる或は少しでも改善する努力をしなければならない。 ………精神生活も含め、自分の生活は自分で作らなくて誰が作ってくれようか。幸せを求めよう
シマツ株式会社にとっても、社員ひとり独りにとっても、求むべきはその“幸せ”である。 会社の“幸せ”とは全社員の“幸せ”のトータル(総合計)である。 自分の“幸せ”は自分自信の努力によって作り上げる以外に方法はない。幸福感は自分だけが味わえるものだから。 私は“幸せ”とは自分の希望若しくは、目的……ひとりひとり、異なるだろうけれども……を実現する為の努力の過程(プロセス)或はその過程から生まれると思っている。 一つ一つ完成又は、成功、或は克服の喜びであると思っている。 だから他人から与えられるものではなく、自分自身の手で作らなければならない。 その喜びを自分で感じなければならない。その“幸せ”の追求の努力が又人間として成長することになると信じてゐる。 言い換えれば毎日生活する、或は仕事をすることによって自分も人間として成長しなければ生きる或は仕事をする意味がない。 又そのような生き方、仕事のやり方をしなければならない。
衆知を集めよう
3人寄れば“文珠(菩薩)の知慧”と言う。誰でも人それぞれに“殻”を持っている。“偏り”と言っても良い。 人間に依ってスケールの大小はあってもそれは必ずある。それを個性或いは長所、短所、と言ってもよい。 その殻を大きくする、広げることは出来ても、それから抜け出すことはなかなか出来るものではない。 環境の違い、役割、立場の違いで、考え方も異なってくる。 人間は自分に都合の良いように、或は反対に悲観的に、両極端に考え易い。正当に判断しにくいものである。自分の“殻”を破る、または、“偏り”を少なくする為にも、意志の疎通をはかる為にも、大いに発言し、どしどし意見を出し合わなければならない。 例え自分の意見が入れられないとしても沈黙を守ることはない。 それは仕事及び自分からの逃避でもあるし、権利の放棄でもある。 自分と異なった意見を聞いたものは、たとえそれを執り上げなくとも、参考になっているはずである。 又これくらい、それくらい判っていると思ってはいけない。言わなければわからないし気の付かないこともある。 聞いているだけで意見を言わなければ、折角発言して呉れた者に失礼でもある。或いは衝突、摩擦を恐れる必要もない。 衝突、摩擦があるということは、その組織の部分部分が充分機能している証明である。 衝突、摩擦は人体で言えば痛みのようなものである。痛みがあれば原因もわかる。手当ても治療もできる。 死ねば痛みも悩みもない。衝突、摩擦がある、悩みが多いということは、企業がまだ健全で活力に満ちている証拠である。 矛盾がある、矛盾を感じるということは、創造性があるということである。 その矛盾を解決することに依って、新しい、より良いものが生まれるのだから。